●現在開発中:
スマートウォッチ用ソフトウェア(※)を提供し、食事による脈波形状変化から食後の糖質レベルや糖制御機能、動脈硬化の評価を可能に。
Aims to provide smartwatch software that analyzes pulse waveforms to estimate changes in post-meal carbohydrate levels and assess arteriosclerosis.
●理念:「日常の健康管理をより手軽に」。誰もが健康を簡単に管理できる未来を目指す。
Guided by the vision of “Making everyday health management easier,” aiming to create a future where health monitoring is effortless for everyone.
●ミッション: 一人ひとりがより健康的な生活を実現するためのデータとツールを提供します。
Empowering individuals with data and tools to lead healthier lives.
※現在は研究用途の特別なwatchのみ対応
●概要:
データは手首装着型デバイスから得られ、アプリを通じて日々の健康状態をモニタリング。ユーザーがデータに基づいて行動変容を起こすことを目指します。
●糖制御機能と糖質レベルの連動表示:
糖質レベル は、食生活や糖質管理のための指針を提供します。
これにより、健康状態をより深く把握し、糖質コントロールに役立てることができます。
糖制御機能は、インスリン分泌量の影響を受けるパラメータを数値化し、糖質レベルと連動して表示され、体内の糖質調整能力を理解する手助けとなります。
●動脈硬化は血圧よりも根本的な問題:
高血圧は動脈硬化を進行させる要因の一つであり、動脈が硬くなることで血圧が上昇し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
血圧だけでなく、血管の健康状態を直接評価できる指標が重要です。
例えば:
脈波伝搬時間(PWV):動脈の硬さを測定し、動脈硬化の進行度を評価
圧脈波の反射波:血管の弾力性や血流の状態を分析
動脈硬化の進行を見逃さないために、血管の健康を直接評価する指標を組み合わせることが重要です。
求めるヘルスケア指標
機能
測定対象
役割
糖質レベル
数値(例: 120)
食生活や糖質管理のための指針。健康状態をより深く把握し、糖質コントロールに役立てることができる。
糖制御機能
数値(例: 124, Δ20)
インスリン分泌量の影響を受けるパラメータを数値化。糖質レベルと連動して表示され、体内の糖質調整能力を理解する手助け。
血管反射特性
数値(例: 80.29%)
血流状態や血管機能を評価。血流の弾力性や血管反応を解析することで、動脈硬化のリスクや血行状態を判断。
脈波伝搬時間
時間(例: 130msec)
血管の硬さを評価する指標。脈波が血管を伝わる速度を測ることで、血管の健康状態(例:硬化の進行度)を把握。
脈拍
心拍数(例: 毎分67回)
心臓の鼓動頻度を計測。日常的なストレスや体調の変化を確認するための基本的なバイタルサインの一つとして利用可能。
グラフ出力イメージ
本研究の一部は以下の文献を参考にしています:
安島弘美, 中村隆, 南史朗, "ジャイロセンサを用いた圧脈波センサ開発と食後血糖値推定技術の研究", 日本機械学会論文集, 87巻, 901号, 2021年.