◆お勧め糖代謝対策、脱高脂血症メニュー
血糖値を下げるには
糖代謝メニュー 脱高脂血症
暴飲暴食等を続け、膵臓に負担をかけすぎると、
血糖値を下げるホルモンのインシュリンが体内で作られなくなり、糖尿病の原因となります。
まずは、1日の適正エネルギーをTopページの「適正エネルギー確認」でチェックしてみましょう。
また、糖質が燃えるにはビタミンB1の摂取が必要で、不足すると代謝が滞り肥満の原因になります。
特に清涼飲料水やお菓子、アルコールを摂取される方は
豚肉・玄米・納豆などでビタミンB1を補うよう心がけましょう。
◆豚肉と長芋の梅味噌炒め・麦ごはん
大根の煮物・ほうれん草のスープ
代謝アップに必要な、豚肉のビタミンB1、その作用をさらに高める梅干のクエン酸を使用しております。
梅干しの強い酸味の主体はクエン酸とリンゴ酸です。
豚肉と梅干を一緒に摂ることによりさらに糖質の代謝をアップさせてくれるメニューになっています。
さらにクエン酸は胃腸の働きを促進し、食欲を進め、タンパク質の消化も良くしてくれます。
◆海老と豆腐の旨煮・麦ごはん
ひじきと胡瓜の酢の物・中華スープ
ビタミンB1が多く、糖の代謝アップに効果のある豆腐。
豆腐は脂肪分が少なく、低カロリーですが、肉や魚に負けないくらい良質なタンパク質が含まれています。
また、サポニンという成分が生活習慣病・癌などの抑制に効果があるといく言われています。
ぷりぷりの海老と一緒に健康効果の高い豆腐を食べて、元気に過ごしましょう。
◆お勧め肝機能アップメニュー
肝機能アップメニュー
献立作成のポイントは、高蛋白質・高ビタミン・高ミネラルという3つの栄養素を重点に置きます。
蛋白質を多く含む、肉類・魚介類・豆類など豊富に使用し、
ビタミン・ミネラルたっぷりな野菜も多く取り入れ、中でも、肝臓の細胞を保護する効果のある、タウリン(主に魚
介類に豊富に含まれる)に着目し、作成しております。
◆白身魚のカレーチーズ焼き・麦ごはん
タコと胡瓜のマリネ・きのことトマトのスープ
カレー粉に含まれるターメリックは日本名でウコンと呼び、肝臓に良い食べ物として有名です。クルクミンという成分が含まれていて
、短銃の分泌を促進する作用があります。また、二日酔い予防にも効果的です。
タコにはタウリンという成分が豊富で肝細胞の再生をはかり、肝臓の働きを高める効果があります。またアルコールの分解を早めて、
肝臓への負担を軽くしてくれる効果も期待できます。
◆サラダ焼肉・麦ごはん
大豆もやしと青菜のナムル・カレースープ
緑黄色野菜をたっぷり使い、焼き肉をサラダ風に仕上げました。
緑黄色野菜に含まれるβカロテンや大豆に含まれるイソフラボンには、体の中を錆びつかせる活性酸素(動脈硬化や癌などの生活習慣病、
または白髪やシミ、しわなどの老化の原因で、肝臓にもっともたまりやすいといえ荒れています。)を取り除く、抗s酸化作用があります。
肝臓に良いクルクミンを含むカレースープと一緒に摂って、肝臓をいたわってあげましょう。
◆食後血液ドロドロ応答
食事をすると一時的に血糖値が上がります。さらに脂質値(中性脂肪)も上がります。
食後高血糖
健康な人の場合、食後2時間もすれば血糖値は140㎎/dL未満に低下しますが、血糖値が低下せず140㎎/dL以上の高い値が続く状態
食後高脂血症
中性脂肪(トリグリセリド)は食事の影響を受けやすく、
食後2~3時間で空腹時の1.5倍ぐらいに上昇し、もとの値に戻るのに6時間ぐらいかかります。
メタボリックシンドロームや糖尿病などの代謝に異常のある人は、
さらに上昇し、食前の10倍近くの値になることもあります
◆運動時の血液ドロドロ
運動開始5~10分間は主に筋肉内のグリコーゲンをブドウ糖に分解して使われる。
それ以上運動が続けられると、血液中の脂肪酸やブドウ糖が使われ、
⇒血糖値が低下する。(中性脂肪も低下する)
その後は、間もなく血液中の脂肪酸やブドウ糖でもまかないきれなくなり、肝臓と脂肪組織からエネルギーの補給が行われる
⇒血糖、遊離脂肪酸が増える。⇒ドロドロ?になる
基礎代謝で消費されるブドウ糖量は、健康な人でも、1分間に体重1kgあたり2~3mgと、ごくわずかです。
ところが、ひとたび運動を始めると、安静時の数倍から約20倍のエネルギーが消費されると考えられています。
運動することで需要が増大した分のエネルギーの補給は、運動を始めた最初の5~10分間は、主に筋肉内のグリコーゲンをブドウ糖に分解して使われます。
それ以上運動が続けられると、血液中の脂肪酸やブドウ糖が使われることになります。その結果、血糖値が低下します。
ところが、血液中には脂肪酸が4g(36kcal)、ブドウ糖はたかだか20g(80kcal)しか存在しないため、
間もなく血液中の脂肪酸やブドウ糖でもまかないきれなくなり、血液中のエネルギーを使い果たす前に、
体内のエネルギー貯蔵庫である肝臓と脂肪組織からエネルギーの補給が行われるようになります。
その際、肝臓では貯蔵していたグリコーゲンがブドウ糖に分解されるとともに、脂肪組織では中性脂肪が遊離脂肪酸に分解されて筋肉の細胞に送られます。
こうした複雑なメカニズムの調節は、インスリン、グルカゴン、カテコールアミンなどのホルモンの相互作用を中心として、
自律神経の働きや各臓器のホルモンに対する反応などによって行われていると考えられています。
http://www.geocities.jp/y_not_dm/aruke.html
◆ドロドロ血液は動脈硬化を推進する
3つのドロドロタイプ
ドロドロ血液が慢性的に流れていると、やがて動脈硬化になる
原因-1)赤血球が変形しにくくなり、固まる
血糖値が高くなったり、悪玉コレステロールが増えたりする(中性脂肪が増えると悪玉コレステロールが増える)と、赤血球の変形能力が低下し、団子状に固まる。
原因-2)白血球がくっつきやすくなるため
中性脂肪が多いと肝臓で上手く処理しきれず、「レムナント」という燃えカスのような物質が血液中に残ります。
レムナントがあると、血小板が固まったり、白血球が血管壁にくっつきやすくなってしまいます。
たばこや過労、ストレスなどの要因により白血球の粘着性が高まり、血液が流れにくくなってししまいます。
また、
原因-3)血小板が固まり、粒子が大きくなるため
お酒の飲みすぎや糖分のとりすぎなどが、血小板の凝集性や粘着性を高めてしまいます。
⇒血小板が血管壁にくっつきやすくなる
◆動脈硬化の進み方
アテローム(粥状)硬化
比較的太い動脈に起こる。
コレステロールが、血管内壁にこびりついて、こぶのように固まる。
細動脈硬化
中膜硬化
糖尿病の人に多い。動脈の中膜にカルシウムがたまる。
◆糖尿病とはどのような疾患なのか
食事をすると、糖質は分解されてブドウ糖となり、血液中に入って全身に送られます。
そしてすい臓から分泌されるインスリンの働きで、ブドウ糖は細胞内に吸収され、
私たちの活動に必要なエネルギーとなります。
エネルギーとして使われなかったブドウ糖も、やはりインスリンの働きで脂肪細胞の中に蓄えられます。
ところがなんらかの原因でインスリンの分泌量が少なかったり、働きがよくなかったりすると、
ブドウ糖が細胞内にうまく吸収されず、血液中にあふれ出て
しまいます。こうした状態が続くと、
血液中のブドウ糖の量(血糖値)が慢性的に増え、からだのさまざまな部分に悪影響
が出てきます。これが糖尿病という病気です。
◆糖尿病の合併症の怖さ
◆動脈硬化による心筋梗塞、脳血管障害
◆網膜症
◆腎症
◆神経障害
◆認知症と糖尿病、脂質異常症
日本人の認知症の6〜7割は脳卒中によるものと言われています。
脳卒中のリスクファクターの多くは生活習慣病(特に中性脂肪が高い)と深く関係しています。
アルツハイマー型認知症
レビー小体型認知症
血管性認知症
耐糖能異常がある人はない人に比べて
・4.2倍脳血管性認知症になりやすく
・4.6倍アルツハイマー症になりやすい
中性脂肪が高いと
心筋梗塞になりやすい
脳卒中になりやすい
◆脂質異常症の診断基準
◆中性脂肪が増えすぎた状態
中性脂肪が多いと、善玉コレステロールが減って、悪玉コレステロールが増えやすくなる。
内臓脂肪型肥満の人に多く見られる。
◆コレステロールが増えすぎた状態
◆血中脂質の種類と役割
◆血液中にある4つの脂質
細胞膜やホルモンの構成材料、エネルギー源になる、血流にのって、全身に行き渡る。
脂質は血清に溶け込んでいる。
コレステロール
リン脂質
細胞膜を構成する成分の一つ。脂質を水になじませる働きがある。
コレステロールや中性脂肪はそのままでは水に溶け込めないので、リン脂質により血液になじませる。
中性脂肪
遊離脂肪酸
中性脂肪はそのままでは燃やせません。遊離脂肪酸という燃えやすい物質に変えて、血液中に放り出されます。
米国での実験では、腕立て伏せや腹筋・スクワットなどを10〜20回行うだけで、多くの方の運動後の遊離脂肪酸の量が2時間後まで増え続けた そうです。
◆脂質異常症が引き起こす疾患
◆脂肪肝
◆急性膵炎
◆胆石症
◆痛風
◆脱水症でも血液ドロドロになる
冬場でも注意
体の水分が減ると、血が濃くなってドロドロ状態になり、脳梗塞や心筋梗塞の一因になることがあります。
◆血液ドロドロと痛風
痛風になる可能性が高い
血液の中の尿酸は、尿となって排出されるのですが、血液ドロドロ状態では排出できません。高尿酸血症は痛風になる可能性が高いのです。
合併症
・痛風
・尿酸結石
・腎障害⇒腎不全(尿酸の沈着による)
・動脈硬化症
・高血圧
痛風と牛乳
牛乳はプリン体ゼロの食品ですから、痛風の方でも安心して飲んでいただけます。
牛乳を飲むと高尿酸血症を改善する効果があると一節でいわれています。
ただし≪じゃぶじゃぶ飲むのはよくありません≫
これは痛風予防の段階で、低脂肪乳を飲んでいる人と牛乳を飲まない人では痛風の発症率が半減したというのです。なぜなのでしょう、プリン体ゼロだからでしょうか。高尿酸血症の方は既に体内に高い値の尿酸があります。単にプリン体を摂取しないだけでは、尿酸値は改善されません。牛乳の中には、カゼインとラクトアルブミンというたんぱく質の一種があります。これらは腎臓からの尿酸の排出を促進する成分です。よって牛乳を飲むと、プリン体は摂取しない、尿酸は排出するというなんとも効率的な作用があるというのです。
◆血液サラサラ:牛乳
牛乳で血液サラサラになる
ただし≪じゃぶじゃぶ飲むのはよくありません≫
牛乳にはタンパク質とカルシウムが豊富に含まれています。
カルシウムには神経を鎮静させ、気分をリラックスさせる副交感神経を正常化する働き
もあるので、カルシウムをしっかり摂取することで、ストレスや不眠症などを解消するのに役立ちます。ストレスは血液の流れを悪くする原因のひとつです。
ストレスを感じると自律神経の働きによりアドレナリンなどのホルモンが血液中に分泌されます。すると心臓の働きが活発になるほか、血管が収縮するため血圧が上昇します。また、アドレナリンの作用により血球も活発化して血液の粘度を増し、ドロドロ血液の原因にもなるのです。
また牛乳に含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の増殖を助け、悪玉菌が増えるのを防ぐ働きがあります。つまり牛乳には腸内環境を整えて、腸を健康な状態に保つ働き
があるのです。腸の調子が整えば、大腸がんの予防にもなるほか、コレステロールの排出効果
も高まります。
このほか牛乳にはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。皮膚や粘膜を健康に保つ動物性ビタミンAのレチノール、
脂肪やタンパク質のエネルギー代謝を促進するビタミンB2
カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどが含まれています。また胃粘膜を保護し炎症を抑える働きがあるので、胃潰瘍の予防にも効果があります。